ミミルのメモ帳

オタクJDの自己満足ブログ。日記、備忘録、趣味のはなし。

銀の薔薇

どうも、ミミルです。
今晩もDiabolik Loversの話をしたいと思います。


今回のテーマは「銀の薔薇」。
逆巻の誰がが激推しだったり、別の方々が好きな方にも勧めたい、ディアラバの隠れた名曲です。
ですが、やっぱり、逆巻箱推しって方には絶対にお勧めします。

 

知らない方がいるのは当然で、アニメの限定版DVD特典についてきたものだったのですね。
今から獲得できるかと言われると…難しいですね。

 

逆巻六兄弟それぞれが、同じメロディ(キーは違うこともある)、同じ歌詞の曲を歌います。
しかし、所々に挟まるちょみっとしたセリフが異なります。
「母の呪詛に縋り続けていく」六人が、それぞれの想いを僅かに吐露する。
それだけなのに、同じ歌詞であるはずの銀の薔薇が、それぞれの色を反射して、別の色に変わるのです。

 

…まずは共通する歌詞を。

狂った静謐(サイレンス)に潜んだ 黒の揺り籠(クレイドル) 過信に揺れて
「もし、終わりがあるなら、教えてほしい」 無垢な瞳に 答える術(いみ)はなく
そっと錆付いた銀の薔薇 握り潰すのさ
酷い運命(いたみ)を忘却(わす)れればと、飲み干せど 致死(おもい)は届かず
闇は、輪廻―――……
静かに眠る、オマエ(※)の首に残った傷痕(あかし)
溢れたナミダの先にあるのが 永遠(とわ)の呪縛だとしても
今、この愛おしさと、切なさを胸に ふたり
眠れ
(★台詞1)

歪んだ月光(MoonLight)、嗤えば この血、想い出し 疑心に駆られる
「陽を、憎み続けなさい、安らぐからね」 母の呪詛に 縋り続けていく
誰も、赦さない 紅い血痕(きず) 甘く舐めとれば
ふたりの懇願(ねがい)は in the Labyrinth 身体寄せて 唇、交すよ
愛は、遠く───……
仄かに感応(かん)じ、オマエ(※)の耳に囁く希望
夢見た想いの果てに漂着(つ)くのが 暗い深淵だとしても
今、この愛おしさと切なさを胸に ふたり 眠れ
(★台詞2)

静かに眠る、オマエの首に残った傷痕(あかし)
溢れたナミダの先にあるのが 永遠-とわ-の呪縛だとしても
今、この愛おしさと切なさを胸に
仄かに感応(かん)じ、オマエ(※)の耳に囁く希望
夢見た想いの果てに漂着(つ)くのが 暗い深淵だとしても
今、この愛おしさと切なさを胸に ふたり 眠れ
(★台詞3)

※カナト、レイジ版では「あなた」
参考 プチリリ

 

これを踏まえた上で、全てのキャラのバージョンにコメントみたいなのを書きます。

 

☆逆巻アヤト
台詞1:もう二度と、目を覚ますな
台詞2:この手を離さないから
台詞3:誰もいない。オマエ以外、側にいてくれるのは
1は恐ろしく、2は甘く見えますが、その答えは3にあります。一番台詞が突き刺さる(特に3)。

 

☆逆巻カナト
台詞1:永遠に、僕のものでいて欲しい
台詞2:何処でも構わない、一つになれるなら
台詞3:“愛してる”の意味を教えて、お願い
カナトの支配欲の滲み出る1・2に対し、3で はその自分の在り方に懐疑的なカナトが描写されています。キーが高い。

 

☆逆巻ライト
台詞1:誰も知らない、哀しみだから
台詞2:狂っていても構わない
台詞3:赦して欲しいとは思わない、でも
中途半端に早く大人になってしまったライトらしい台詞。一番しんみり歌っているが台詞は明るめ。

 

☆逆巻シュウ
台詞1:この血の意味を、教えてくれないか
台詞2:あの月に誓った思いよ
台詞3:終わらない愛があるとしたら、それは
六兄弟にしては珍しく、全体的に台詞に迷いがありません。歌い方がシュウさんの曲で一番シュウさんらしく、珍しくネタにされない。

 

☆逆巻レイジ
台詞1:終わらない眠りだとしても
台詞2:あの罪に、永遠に縛られている
台詞3:さあ、行きましょう。この血の先へ
レイジらしく、冷静に自分と相手の愛の行く末を見据えている様子です。2のあの罪=母殺しのことか。キーが低い。

 

☆逆巻スバル
台詞1:もう、壊れちまいそうだ
台詞2:終わらせたい、全てを
台詞3:世界が終わっても、この思いよ、届け
母の存在による破壊衝動を綴る1・2、相手を想っている3と、全体的に台詞がスバルらしいです。

 

人によっては、この銀の薔薇をバージョンごとに順位つける方とか居ますが、それはナンセンスではないかなぁと。

歌の上手さ?それは…声優さんによりますしね。個人的にはどのバージョンも全てふつくしいと思います。
そもそも声優は台詞読むのがお仕事ですし、そこは許してあげてください。

台詞の重みも、聴き手によって感じ方は違うと思います。
私はライトが好きなのですが、シリーズを通してライトを見ていくと、銀の薔薇の重たさは半端ないですね。
ですが、恐らく、ライトに微塵も興味がない!って方には響かないと思うのです。
つまりそういうことです。あなただけのお気に入りを見つけてください。

 

結論ですが、私はどのバージョンも好きです。全てのバージョンの良さが言えます。ですが賛否両論あるかと思うので書きません。

 

それでは、また…