ミミルのメモ帳

オタクJDの自己満足ブログ。日記、備忘録、趣味のはなし。

Re:小中学生から始めるゲーム生活

皆様、こんにちは。

私はミミルと申します。

今、大学一年生。そして、ゲーマー。

重度のゲーム中毒を患っており、暇さえあればゲームをして、ゲームのおかげで将来の夢が出来、そしてゲームがあることで、さまざまな経験をしてきました。

私の80%ぐらいはゲームで出来ているかもしれません。

 

勘違いしないで欲しいのは、私は現在もゲーマーであることです。

ですので基本的には、ゲーマーの視点で話をしようかと思います。

 

 

この記事は、このような方々のために書いています。

・子供がゲームばかりしていて気になるご家族の方

・自分はゲームやりまくってるけど、何が悪いか分からない方

・ゲーム中毒の人はどんな感じか知りたい方

 

 

 

ゲーム中毒の原因

 

…さて。

皆さんは、何をもって、「ゲーム好き」と「ゲーム中毒」を分けるべきだと思いますか?

これは人それぞれだと思います。私はとりあえず、このように定義しております。

 

ゲームが娯楽でいる間は「ゲーム好き」

ゲームが生活の一部になってしまうと「ゲーム中毒」

 

実は、ゲーム中毒を引き起こす理由は、そのほとんどがゲームしている本人でないと思うのです。

ゲームの中には、薬物レベルで中毒性の高いゲームというものが存在します。

そいつに触れ、精神的強さが勝てば抜け出すことができます。しかし、その抗いがたい誘惑に負けてしまった人間は──無事ゲーム中毒になってしまうのです。

 

皆さんには、こんなことはありませんでしたか?

熱中してしまうほど面白い本に出会い、授業中にその本を読んでしまい、怒られて没収されるとか(私はあります)。

つまり、そんなレベルの話なのです。本当は。

 

 

…しかし、ここでもう一つ重要なことは、中毒性の高いゲームでも、様々な種類があるということです。

 

いくつか例を紹介しましょう。

 

例えばコンピュータゲーム最初期の中毒性が高いゲームといえば、「ローグ」です。

一度死んだらゲームオーバー、超絶難易度、そして始まるたびに変わるマップ…。現在の「ローグライク」というジャンルを作り上げた、トライアンドエラーを繰り返すゲームです。

当時他に遊ぶゲームがほとんどなかったプレイヤー達が、朝夕問わずやり込んだそうです。

これは、ゲーム自体の持つ魅力が、プレイヤーを引き込んだと言えるでしょう。

 

10年ちょっと前に流行ったゲームは、MMORPGと呼ばれる、広いマップでほかのプレイヤーと共に戦えるというものでしょうか。例を挙げれば、レッドストーンFF11などです。

そこら辺で歩いているキャラクターは、実はNPCではなく、中には日本のどこかにいる別のプレイヤーがいる…。その魅力は、とても素晴らしいものでした。

こちらはゲームに、ゲームだけではない価値が含まれています。それは、プレイヤー同士のコミュニケーションです。現実だけではない、もう一つの世界。私もそれに引き込まれた1人であります。

 

最近はスマートフォンの普及により、このように他者と繋がれるゲームがだんだん増えてきました。敷居が低く簡単で、暇のない現代人の為に様々なものが簡略化され、代わりに強くなる為には「金」と、とても分かりやすいものになりました。例を挙げるとキリがなさそうですが、例えばパズドラ、モンストなどです。

 

また、味方もプレイヤー、敵もプレイヤー。そんなゲームが増えています。ちゃんと中身の入っている敵を倒した、という爽快感。また、チームとつながっていると感じる幸福感は、余りあるものでしょう。例としては、荒野行動やコンパスなどです。

 

このようにいくつか挙げました。大体中毒性のあるとされるゲームはこんな感じ、と、再度まとめてみましょうか。

  1. ゲーム自体の魅力が強く、病みつきになるタイプ。
  2. もう一つの世界が存在し、そちらに引き込まれるタイプ。
  3. 課金して自分の強さに酔いしれるタイプ。
  4. 敵味方がプレイヤーであることに興奮を感じるタイプ。

 

どれもやばいですよ。だって、ゲームに熱中してしまって、やらなきゃいけないことを忘れてしまう場合もありますから。

 

1.はまだましです。そのかけた情熱は、きっと無駄にはならないからです。

無駄にならないから、皆ハマるのです。

どうでもいいものなのに集まるコレクター。決して振り向いてくれないことが分かっていても、追いかけるアイドルファン。

それと同じです。それどころか、電子上のゲームファイルは価値のあるものだと、私は思います。

子供の積み木だろうと、それが100mを超える高さになれば、作品になると思うのです。

 

 

問題なのは2.〜4.です。

順番に見ていきましょうか。

 

 

2.の、「もう一つの世界」タイプ。これは一番、日常生活を侵食しやすいタイプです。

これが私です。そして、ハマりやすいタイプが明らかに存在します。

仮想の世界を知った時に、現実で辛い思いをしている人は、その魅力に抗い難いと思います。

見た目も名前も生まれも関係ない。そしてゲームシステムの都合上、誰にも関わらずやっていくことは難しいゲームです。ゲーム内で出来た友達と仲良くなったり、場合によっては恋に落ちる人もいるかもしれません。

そうなった人間は、次第にゲームに時間を侵食されます。理由は単純。現実世界、仮想の世界。中毒者には2つの世界があるのです。

普通の人がやっていることの2倍のことをやる事になります。嘘じゃありません。本当に2倍になります。時間が足りなくなります。こうなると、寝る間を惜しんでゲームをします。

大抵中毒に陥る人間は、現実に対して嫌悪を抱いています。もうあとはお分かりだと思いますが、こうなった人間は、現実世界でやらなくてはいけない時間そのものを削り始めます。食事をしない、風呂に入らない、勉強しない、学校に行かなくなる…等。

これが昇華された大人は、こうなります。

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ここまで来ると最悪です。

恐ろしさがお分かりいただけたと思います。

 

この対処法は、まぁ、そもそもMMOとかを与えないというのも手なのですが…。

もう一度、ハマる理由についての文章をお読みいただければ分かると思いますが、明確にハマる人の特徴がありますよね?

…はい。現実に嫌なことがあって、現実逃避をした人たちの溜まり場が、2.となることが多いのです。

(純粋にやり込みたいからやっている人も居ますが、それは1.に準じます。あなたは、あなたの家族は大丈夫?)

しかも、これは薬物と完全に同じなのですが、一時的な快楽が得られても、大抵は、結果的に現実世界と同じ事になります。

そうなるとその人間はそのゲームをやめます。しかし、別の同じようなゲームに乗り換えて、やり直そうとします。

そして、そちらでも失敗をして、また乗り換えて…。最悪なスパイラルになります。

 

つまり。特に、あなたがそういった子供の親ならば、あなたたちにも原因はあるということです。

子供にひどいことをしませんでしたか?学校でお子さんがどういった生活をしているのか、本当に把握していますか?

ちゃんと寄り添えていますか?

向こうのコミュニティがその人にとって一番心安らぐものになっていて、現実のコミュニティを完全に放棄させている人には、ゲームを無理やり辞めさせても、中毒者の行く場所はありません。

最悪自殺しかねないと思います。

だから、こうなる前に、ちゃんと現実が楽しいって事を覚えることが大事です。

わたしには中々分かりませんけど、例えば恋愛は結構いいスパイスになりました。

自分を好きになれて、信じられるようになれば、きっとこんなゲームの中で見栄を張ることはなくなると思います。

 

 

3.のやばいところは大体分かると思いますが、金がなくなります。

そして、金で買った強さなのにイキって、とてもカッコ悪いことになります。

どんどん強くなるために、憧れのために課金して。1.のように自力で得られた努力ではないのです。ゲームが終わったあと、残るのは虚無感だけでしょうね。

ただ、頭がおかしいほど課金する人は少ないです。課金ゲーだってすぐ分かりますし。

中毒性は低めでしょうね。

 

以上…と締めくくるのは流石に早すぎるので、これの真なる問題をお話ししておきます。

それは、2.や4.のような凶悪な中毒性があるゲームにくっついて攻撃してくる可能性があるということです。

むしろ、そうなることによって凶悪になるタイプです。

2.と4.は本当に中毒性が高く、大変危険です。これに組み合わさることで、弱い中毒性がカバーされ、課金の誘惑に負けがちです。

そして、課金額が増えます。

それで幸せならいいと思いますが、後悔しない課金なのか、よく考えて使わせるようにしましょう。

 

 

さて、その4.の危険とは…。

めっちゃガラの悪い人間になります。

 

理由はいくつかあります。

まず、4.に当てはまるようなゲームは、元はアクション、格闘ゲーム、シューティング、MOBA…などなど、実力がモノを言うゲームになっています。

3.の逆のような立ち位置なのですが、逆に言えば俺TUEEE状態になります。

…残念ながら、スポーツでいうスポーツマンシップというものは、ゲームの世界には存在しません。最低限の礼儀すらも欠けている人は大量に存在します。

強い人は弱い人を見下します。蔑み、煽り、晒し、時には身元特定やIP分析もしてきます。

4.の世界というのは弱肉強食なのです。

そんな中で、歪む人間は歪み切り、弱い心を持つ者は辞めていき、強い心を持った者のみが、まともな人間のままで戦場に立つことが出来るようになります。

 

これは特に3.と合体してしまうと顕著で、しかも最悪のケースとして「実力もない、金で手に入れた力で弱者を見下す」というものがあります。

…もう、最悪です。まるでファンタジーに出てくる、倫理観もなく実力もないが、莫大な金と、とても強い剣を持っているので誰も太刀打ちできない暴君みたいな…。

こういった人間は本当にどうしようもありません。

 

これと同じくらい問題になるのは、「チーター」「荒らし」などです。これは他のタイプにも起きる可能性がございますが、4.は特に顕著です。

ゲームデータの改造などによって、チートをして(例:空を飛ぶ、無敵になる)正々堂々と戦おうとしている人を殴り殺すわけですね。

え、チートは難しいから子供にはできない?

そんなそんな…。

少し案件は違いますが、中学生ぐらいの男の子がコンピューターウイルスばら撒いた事件などもございました。その子は、別の人の作ったウイルスを借りて流したわけです。

これぐらいなら、幼稚園児でも出来ますよね?…つまりそういうことです。

 

つまり、4.は、人への配慮も何もないスポーツで、ルールさえ守れば何をしても良くて、相手を嘲る人間は普通にいて、努力しなくても金で勝ったり、ドーピングしてる奴もいるような末法の世であることが多いです。

「それでも遊びたい」という人が頑張って生きていますが、こういった類を、子供にはあまりやらせない方がいいと思います。

精神年齢的に子供な人が大量にいるので、そういう人間の対処法を覚えてからが望ましいでしょうね。

 

 

 

 

 

ゲームは何のためにあるのでしょうか?

ゲームは娯楽ですか?それとも日常ですか?

人によっては人生でしょうか。

それを定義する者は、誰もいません。

少なくとも、生きるために必ずしも必要なものではないことは確かです。

ですが、その魅力を知らずして一生を終えるには余りにも惜しい、魅力的なコンテンツです。

 

 

私が言いたいのは、こういうことです。

ゲームにも様々あります。そして、そのゲームの中には、子供にはあまり触らせるべきではないものが一定数存在します。

対象年齢という話ではありません。ゲームのつくりが、人を底なし沼に嵌めてしまうことがあるのです。それも、毒沼に。

 

間違えてはいけないのは、ハマるゲームが総じて悪というわけではないということです。

たとえば、子供がスポーツを楽しんだり、絵を描くのに熱中したり、たくさんの本を読んでいる事は、何も問題になりませんよね?では、ゲームを楽しむことが、なぜ悪いことになるのでしょうか?

…ですが、そのスポーツクラブがメンバーをパワハラしていたり、描いた絵が下手くそ過ぎると笑い者にされたり、「俺は二次元の住人になるんだ!」と言って学校に行くのを辞められたりしては困りますよね?

 

ゲームが悪いわけではないのです。それに関わる人間が悪いから起きることがほとんどです。それはあなたも、あなたの子供も、他のプレイヤーも指します。

薬も過ぎれば毒となります。使い方を間違えないことが大切です。

 

もう一度言いますが、ゲームを一切与えなければ中毒にならないわけではありません。

今は小学生でもR18を見られる時代です。ネットや人間関係の中で、ゲームの存在と無縁となった子供は数少ないです。

だから、子供には「適切な距離でゲームと付き合える強い心」が必要です。

 

 

ならばどうするのか?ここに大雑把な考えを示しておきます。

 

《親御さんは》

まず、子供とはいい関係を作りましょう。

子供が気軽に話ができる空気作りをしましょう。これが大前提です。

理由は複数あります。何かトラブルがあった時に、親に相談できる。子供に叱ることに意味が出てくる。何より、あなたが子供の変化に、いち早く気づくことができる、ということです。

簡単に言えば、「現実に逃げ道を作れ」という事です。一番身近な逃げ道が、親の存在です。

今これが出来ていない親御さんは、失礼ですが、子供のゲーム中毒がどうの以前に貴方の子供への接し方から直すべきです。

もっと前から、お子さんが中毒になる兆しが必ずあったはずです。それに気づかなかったあなたのミスです。それを踏まえてください。

 

…ですが、これを今見てくださっているあなたは、少なくとも現状から変えたいと思っているはずです。では、何をすればいいか、雑に書きましょう。

まずは、子供に「気づいた」ことを伝えましょう。その方法は人それぞれでしょう。抱きしめて泣いてもいいでしょうし、高級レストランに連れて行って、そこで告白してもいいでしょう。私が悪かったと、キチンと謝りましょう。

そして、ゲームをやめさせる──のはご法度です!!

気持ちは分かりますが、堪えてください。

 

あなたがここで言うべき、そしてやるべきなのは、こういうことです。

「お子さんの気持ちを知る」

…どういうことか。謝っただけのあなたには、多分、なぜ子供が中毒になったのか、よく分かっていないはずです。上に例を挙げましたが、「子供の口が悪くなったからガンシューやってたに違いない!」とか言うのは言語道断。というかガンシューティングに失礼です。

お子さんがどんなゲームをしているのか、興味がある、見てみたい、と。むしろ、そんなにハマるゲームなら、自分もやりたい、教えてほしい、という姿勢でいいと思います。

お子さんがそこでどんなコミュニティを築いているのか、どんな楽しいことがあったのか。お子さんの気持ちをプラスにシフトして、それに共感してあげることが大事です。

 

お子さんは、あなたに出来ないことをやっている、すごい子かもしれません。まずはお子さんのいい部分を見つけてあげてください。

ですが、無理矢理見るのはやめてあげてください。あなたも嫌でしょ、スマホ勝手にロック解除して中身見られるの。

 

それすらも難しい時は、とりあえず挨拶だけはきちんとしましょう。

朝は笑顔で「おはよう」、帰ってきたら優しく「おかえり」。当たり前のことですよね。どうしても時間が合わないなら、SNSや書き置きを使いましょう。

何より、あなたが子供のことを大事に思うことが大切です。それを頭に置いておいてください。そうすればいつしか光明が差し込んでくると思います。

 

 

 

 

 

《ゲーム中毒のあなたは》

あなたがゲーム中毒ならば、現実での友達を作りましょう。難しければ、私が友達になりましょう。

スマホ中毒から脱却するための合宿なるものが話題になりましたが、今の子供がそういったものに縛られる根本は、「寂しさ」にあります。しかし、ネットで寂しさを紛らわすことには意味がないです。それはあなたがよく知っていると思います。

学校という枠に縛られず、ボランティアや何かの交流の場に出てみましょう。コミュニティというものは、広げようと思えばいくらでも広がります。大人と話した方が輪が広がるかもしれません。ネットの中の、うわべだけの友達より、顔も中身もよく知ってくれている現実の友達の方が、絶対にいいと思います。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

何か質問があれば、コメントをくだされば出来る限りお答えいたします。

 

ちなみに私は、昔は更に酷い中毒でした。

上のパターンのほとんどすべてを経験しています。その結果、リアルの充実こそが一番幸せになる近道だと感じました。

親との関係も最悪でしたが、今はなんとかやっています。よく喧嘩しますけど。

ゲームを通じて辛いことはたくさんありましたが、良かったこともたくさんあります。だからこそ、このような記事を書いています。

 

あなたがこれ以上辛い気持ちになりませんように。グッドラック!